2012年03月13日

◆【本】「こころと脳の対話」

箱庭(療法)、そして心理療法について更に知りたい方にオススメの一冊!

「こころと脳の対話」
河合隼雄・茂木健一郎 新潮文庫 2011.7.1発行
(単行本で2007年に潮出版社から出ている本の文庫化です)
【本】「こころと脳の対話」


臨床心理学者の故河合隼雄さんと、脳科学者の茂木健一郎さんの対談集です。

いやあ、賢い人二人の話し合いって、エキサイティングだねぇ!って思いました。
茂木さんの、心理療法や箱庭への理解が深いっす。
すごく良い聞き手だと思う。
河合先生もこういう人と話せたら、そりゃあ、気持ちいいよね~。

河合先生の心理療法への考え方に改めて触れて、良い刺激となりました。
色々感じた気がするんだけど、まー、まだ文字にできる感じじゃないので。
(いっつもこんなこと書いているなw)
同じようなことを読んでも、私の受け止め度合いが変化しているのを感じます。
それだけ深いものを含んでいるんだね~。

箱庭を知らない人にオススメしたい理由は、
第二章で、茂木さんがご自分で箱庭を作っているからなのです。
どういうことをするのか、写真もあるので、イメージが持ちやすいと思います。
そのときの茂木さん自身の体験の語りが、また良い。
箱庭を作るってどういう体験か、作る人の立場から、良く表現して下っています。
もちろん河合先生の箱庭を見ている態度もすばらしい。

Kakeidoscopeで箱庭を作ってもらっても、見ているのは寺山なので、
こんなにきれいにゃいきません。
カウンセリングだって、河合先生のようには聴けません。
だって、あれは名人芸だもんw
ごめんなさい。無理。

でも、「目指しているのはこういう感じ」ということで、
箱庭やカウンセリングに興味がある方には面白く読んでいただけるのではないかと思います。
対談形式だから読みやすいしね。
文庫というところも、お手軽でよろしいw

これはオススメできるかと。



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みるみるは理解できない予感…^^;
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Posted by カレイドスコープ みずほ at 22:10│Comments(0)読書感想文
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