お盆に先駆けて実家のある福島県郡山市に行ってきました。
県内各地&帰りがけに近県アチコチを巡って、先日帰信州。
「せっかく」行くのでという貧乏根性で、
長距離移動の実家行きは、無駄なく色々な用事を組み込んでしまいます。
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今回は、美術館2つを訪問しました。
福島県立美術館。
http://www.art-museum.fks.ed.jp/menu_j.html
「若冲が来てくれました~プライスコレクション 江戸絵画の生命と美」
ミーハーなので、話題の伊藤若冲の作品が見れるなら!しかも地元で!
ということで、両親といってきました。
大昔とはいえ、何度も足を運んでいる県立美術館ですが。
こんなに混んでいるここを、私は知りません。
電車では行きたくない私は、連日駐車場満車の情報に危機感を感じ、開館10分前に駐車場に入ったのですが、その時点で並んでる…100M以上…炎天下で…(午前9時半前だけど。日本各地で40度以上出した日でした。)
もちろん中も、あくまでも福島にしたらってことですが、人が多いし…
正直、人の多さに疲れました。
館内で車椅子でスロープを登るときに手伝ってくれたおじいさんは、東京から来た喜寿でした(本人申告)。
はー。遠くからも来てるもんなんだね。
復興支援、復興支援。
展示の内容は。
児童にも楽しめる展示をと意図しているようで、解説が分かりやすく、子供にも興味を持ちやすい切り口で紹介していました。
それが、私にも分かりやすくて良かった(笑)
屏風の左右がどのように対になっているかとか、江戸の絵画の特長とか。
面白かったです。
狙いの若冲。
精密な日本画のイメージでしたが、けっこう勢いがよくシンプルな作品もあることを知りました。
そういうのも好み♪
もちろん、精密な鶏の絵とかも素晴らしかったです。
帰りに買った絵葉書が、見事に母親と被っていて、
こういうところに好みの相似がでるんだなあ…と、面白くなったり怖くなったり。
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別な日には、友人と美術館のカフェでお茶したついでに、展示も見てきました。
郡山市立美術館
http://www.city.koriyama.fukushima.jp/bijyutukan/
「滝平二郎展」
「モチモチの木」の挿絵の人ですよ。
朝日新聞の日曜版にも10年くらい掲載されていたそうです。
きっとほとんどの人は何処かで目にしたことがあると思います。
絵本で「八郎」という作品の原画が展示されていました。
絵本そのものもあって、その場で読んできたのですが。
いい話で。
で。原画が素晴らしくて!
すごいパワーっす!
名作です!
色数がなく、ほとんどモノクロなところが、また美しい。
原画は版画ときりえの両方の魅力が感じられました。
これは私にも原画を見る価値がビシビシ感じられる作品でした。
季節の風物を描いたシリーズは、反対に色の美しさが感動的です。
黒い紙のきりえに映える様々な色。
とても鮮やかです。
いやあ。感動しました。
全然見るつもりもなくて、なんとなく勢いで見てきた展示でしたが、満足度高し!
ほとんど買ったことのない「展示作品カタログ」の冊子を買っては、その後会う人に見せまくるくらいに。
…ぶっちゃけ、伊藤若冲よりこっちのほうがツボでした…
この展示も夏休み中で混んでいましたけれどね。
(ちょうど何か関連イベントの前後だったようで尚更)
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なにやら予想外にアートに触れてしまった、今回の実家行きでした。
おまけ
こおりやま文学の森(文学資料館)
http://www.bunka-manabi.or.jp/bungakunomori/
でも面白そうな特別展をやっていました。
「佐野洋子の世界」
100万回生きた猫の人ですよ。
前を通りかかってこの展示のことを知って、「うを!行きたい!」と思ったものの、
日程が合わず断念。残念。
おまけ2
長野でも、今月下旬にアートな予定があります。楽しみ^^