今更ですが、私は四肢が短いタイプの低身長者です。
そんな私がカヤックを習っていて体験すること、いろいろ。
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まずは、私のスペック。
身長120cmちょいです。
腕の長さ…はっきりとは分かりませんが、長袖の長さは40cmくらい?
座高は割と普通の人サイズです。
だから、座ると指の先が座面に届きません。
握力がありません。最近計っていないけど、片手3~5kgくらい?
手の長さが13センチくらいで、指も短いです。
普通の握力計では握りの部分が私の手のサイズに調節しきれません。
(ギリギリ狭くしても怪しい感じ)
歩くのが苦手です。「コンビニで買い物する以上の距離/時間は歩けない」ということにしています。
家の中では歩いています。
出かけるときは、ほとんど車椅子。
そんな私が、カヤックするとどうなるか。
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この記事を書こうと思ったきっかけは、
「スプレースカートが履けなかったから」
説明しましょう(笑)
スプレースカートというのは、こういうのです。
(楽天市場より写真をいただいてきました)
カヤックの座るところにかぶせることで、水が入ることを防ぎます。
胴体にぴったりフィットするので、胴体のほうから水が入ることも防ぎます。
特に、川でカヤックする人には必要なアイテムです。(多分)
(画像は「@遊働館」
http://www.youdocan.ne.jp/cowear.htmlから拝借しました。)
上の図の4。スカートのように履いているものです。水着など着ているものの上から履きます。
艇に乗り込む前に履きます。足のほうから。
素材は伸縮性のあるもの。初心者向きは(私が借りたものも多分)ナイロンです。体にぴったり密着するように作られています。
で、これが、自力で履けなかった、と。
握力ありませんから。腕も短いですし。
きついスプレースカートが引き上げられないんですよ。
まして下に水着等を着ているので引っかかるし。
お尻が大きいせいじゃなくて!(それも一因かもしれないけど…)
普段着ている服でもスキニーなパンツなどは、引っ張りあげるのに苦労しています。
ベルトループがあるものは、指を引っ掛けて脱ぎ履きしています。
そんな私ですから、もう、スプレースカートは持った瞬間「こりゃダメだ」と悟りましたよw
どうしたか?
先生に引っ張り上げてもらいました。
脱ぐときも脱がせてもらいました。
もう、全然自力じゃ歯が立たないんですもの。
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スプレースカートには、もう1つ難所がありました。
カヤックにかぶせなくてはいけません。
これも、アウト。
これは、先生も早々に気がついていたらしく、
「他の人に手伝ってもらって」と最初から言われました。
艇のくりぬいてある座る場所は、背中の少し後ろまであきがあります。
私の腕ではそこまで手が届きません。(上体を反らして触れることが出来る程度)
まして伸縮する素材ですから、押さえたり引っ張ったりするのに力が要ります。
うん。無理だ。
これも先生にかぶせてもらいました。
っつーか、スプレースカート全滅!?
脱ぎ履きできないし、カヤックにかぶせることも出来ないし。
自分じゃ使えない?
できることは一つ。自分でカヤックからはずすことは出来ました。
沈脱(艇がひっくり返ったときカヌーから抜け出す)できないといけないので、
もうこれは最低限できないといけないのですが、そこはなんとか…(ほっ)
スプレースカートの前にくっついているループ部分を上半身全部で引っ張ります。
これは、力も要らず、大丈夫そう。
実はナイロン製のスカートは外れやすく、激しく動いたりすればそれだけで外れる程度だそうですが^^;
次回はもっとゆるいスプレースカートを貸してくれるとのことでした。
それは自分で履けるといいなあ…。
艇を運ぶのとか、色々手伝ってもらうことが多くて、少しでも自分でできるようでありたいと思っちゃいます。
基本的な着替えの部分で、しかも男性に、手伝ってもらうのも遠慮するし。
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実は、ライフジャケットも自分じゃ着れなかったんです。最初は。
最初に試したのは、こういう感じ?これじゃないけど、形のイメージとして。
前面がファスナータイプだと、短い腕がファスナーの下のフックをかませることができなかったの。
ライフジャケットぶ厚いから。
色々試させてもらって、今借りているのは、上からかぶる形のもの。
これまた参考程度の画像だけれど、こんな感じの。
(両方とも画像は楽天市場より。)
ファスナーつきのはきびしかった。
被りなら、サイドと肩のベルトを緩めれば、独りで着脱できました。
ベルトを緩めるのは、片手でできます。
ちょっとキツいのか、コツがいる感じなのですが、まーモタモタしながらも独りでなんとかできる程度。
体にフィットしていることが大切なので、面倒だけど、ベルトは毎度ちゃんと締めます。
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思いのほか長くなるので、その他のことは別の記事に。
ライフジャケットが自分で着れないなんて思ってもみなかったので
(そういえば、西表島カヌーのときのは着れたぞ?確かに苦労したけど。)
実際にやってみなくちゃ分からないことがあるなあと思います。
装備は、形や素材によっては問題なく使えるものもありそうなので、
色々試してみるのは大事かも!
そういう意味でも、色々なタイプのものがレンタルできて、
使い勝手などを相談にのってもらえる、
専門のスクールなどを利用するメリットはあったと思います。
少なくとも、幾つか試着してみないと、こういうものは購入できませんね。
さて、今回は私が自分で苦労している装備の話でしたが、
先生が多分一番苦労している(そして実際的にはおそらく一番大きな)問題については、別記事で。